2019年6月15日

 

野口久光×渡辺貞夫 写真展 まなざしの先に

近年フォトグラファーとしても評価が高まっている野口久光。

第8回カンヌ映画祭(1956年)に出席した野口が捉えたイングリッド・バーグマンやパリの街、藤田嗣治邸訪問の際にアトリエで撮影されたショットなど63年ぶりに日の目を見る秀逸な作品に加え、ジャズの巨匠デューク・エリントンやフランク・シナトラ、クィンシー・ジョーンズなど日本初来日時に記録された作品などフォトグラファー野口の魅力をご紹介致します。

 

世界的音楽家、ジャズミュージシャンである渡辺貞夫は、フォトグラファーとしても魅力あふれる作品を数多く発表し、特にアフリカやブラジル、チベットの風景や人々、子供たちを優しく、慈愛に溢れた視点で捉えた作品は力強さの中に見る人の心を和ませるものがあり、類まれな音楽家としての創造の原点をそこに見ることが出来ます。

 

野口久光と渡辺貞夫は、同郷(栃木県宇都宮市出身)のジャズ評論家とジャズミュージシャンとしての関係だけではなく、音楽に対する真摯な姿勢や人間性から互いに終生変わらぬ友情と深い尊敬の念を持ち続けました。

人と人とのつながりが希薄になり改めて心の豊かさが求められる現代において、愛情豊かな眼差しで捉えた二人の写真は時代を超え、温かく、優しくつつみこむ魅力があります。

是非ご高覧ください。